金属屋根は塗装した方がいいの?錆びる前に状態をチェック!
投稿日:2022年7月31日 更新日:2024年5月9日
目次
屋根にはいろいろな種類がありますが、その中の一つ金属屋根も定期的にメンテナンスが必要です。ご質問によくあるのが金属屋根も塗装をした方がいいのかです。
金属屋根は緩勾配(緩い傾斜のこと)の屋根に対応し、軽量で耐震性に優れている特徴があります。最近の住宅だとガルバリウム鋼板の屋根材や外壁材が採用されています。
すべての金属屋根に塗装が必要というわけではありませんが、昔から使われているトタンはメッキ層や塗装が劣化していると錆びやすくなりますので定期的に塗り替えが必要です。
塗装しないまま放置してしまうと張り替えなければいけなくなるケースもあります。今回は金属屋根の塗装について解説していきたいと思います。
【酸化しやすい金属屋根は塗装が必要】
金属屋根で塗装が必要なのは主に亜鉛メッキ鋼板が使われている屋根です。亜鉛メッキ鋼板だとピンとこないかもしれませんが、トタンだと馴染みがあるのではないでしょうか。トタンは鋼板に亜鉛をメッキした金属のことで、メッキ層が腐食を防いでいます。
現在主流となっているのはガルバリウム鋼板で、これは鋼板の上にアルミと亜鉛、シリコンを組み合わせ非常に耐久性が高く、錆にも強い特徴があります。
基本的にはガルバリウム鋼板は塗装が必要ないとされています。ただし、まったくメンテナンス不要かというとそうではなく、ガルバリウム鋼板もメッキ層が剥がれると鋼板が露出するため錆が発生しやすくなります。
腐食しやすい状態の場合はガルバリウム鋼板も塗装が必要です。ガルバリウム鋼板は塗装が付着しにくい金属のため塗装方法も特殊です。業者によっては対応できない場合がありますのでガルバリウム鋼板を塗装するときは業者選びに注意しましょう。
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詳しくはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
【塗装が必要な屋根材】
金属屋根の他にもいろいろな屋根材があり、塗装が必要なものもあります。塗装が必要なのは以下の屋根材です。
・スレート
・セメント瓦
・金属屋根(トタン、ガルバリウム鋼板)
スレートとセメント瓦はセメントを原料とする屋根材です。塗装が劣化していると水を吸い込み劣化を早める原因になります。10年ほど経っていましたら一度塗装が必要か業者に点検してもらうことをおすすめします。
【金属屋根が錆びたら大変!張り替えが必要なケースも!】
金属屋根でもトタン(亜鉛メッキ鋼板)は定期的に塗装しておかないと錆びてしまいます。実は金属自体が錆びてしまうのは自然的なものですが、建物の部材として使うには錆びていると脆くなり維持できなくなります。
下地の状態も悪くなりますので塗装の密着性も落ちます。屋根のようにある程度面積がある場所だと地震や風などの振動で動くため、塗装の密着性が悪ければすぐに剥がれてしまうでしょう。
塗装が定着しないほど下地の状態が悪い場合は塗装で対応することができませんから、このようなケースでは塗装ではなく張り替えをしなければいけません。塗装しないまま放置すると工事規模も大きくなってしまいますので注意しましょう。金属屋根は以下の劣化症状がでますので、メンテナンスのサインを見逃さないことが大切です。
【金属屋根の劣化症状】
・チョーキング
・塗装の色あせ
・塗装の剥がれや浮き、膨れ
・サビ
・汚れの付着
劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」もご参考にしてください。
【金属屋根の塗り替え時期の目安は?】
金属屋根の塗り替え時期は上記であげた劣化症状と年数の経過を目安にご検討ください。すでに塗装されている場合は使用している塗料の種類によって耐用年数が異なります。屋根塗料にもウレタンやシリコン、フッ素などがあります。
各塗料の耐用年数はこちらの「塗料について」をご覧ください。
塗装の劣化原因は風雨の他に太陽の紫外線と言われています。太陽の紫外線が塗料に配合される樹脂成分を破壊して次第に劣化していきます。
外壁と同じ耐久性の塗料を使っている場合、屋根から先に劣化症状が出る傾向にありますので、7〜10年の間に一度屋根の状態を確認した方がいいでしょう。屋根は下からでは状態を見ることができませんから、状態を見るために専門業者に依頼して点検してもらうことをおすすめします。
【金属屋根塗装の流れ】
金属屋根塗装は以下の工程で進みます。
【金属屋根の塗装の流れ】
1:足場設置
2:高圧洗浄
3:ケレンなどの下地処理
4:錆止め塗装
5:中塗り〜上塗り
6:足場撤去〜塗装完成
施工面に錆が発生している場合はケレンで除去しておく必要があります。下塗りには錆止めプライマーを塗るのが一般的です。下塗り剤にはシーラーやプライマー、フィラーなどがあり、適用下地というものがあります。
金属屋根の塗装は適用下地が鉄部の項目が該当します。下塗り後は上塗り剤で屋根を仕上げていきます。上塗り剤では前述したようにウレタンやシリコン、フッ素などがあります。
ケレンについてはこちらの「塗装前のケレン作業の重要性、その役割とは。」をご覧ください。
【棟板金のメンテナンスも忘れずに!】
棟板金とは屋根の棟部に取り付けられている金属部材のことです。棟板金は金属屋根の他にもスレートなどの他の屋根材にもありますので、忘れずにメンテナンスをしましょう。棟板金は台風や豪雨など天候が荒れる時期になると被害が多くなります。風で棟板金が飛ばされると大変ですから、状態には注意して被害を出さないようにしましょう。
LOHASは屋根板金工事も承っております。なにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。棟板金の修理についてはこちらの「屋根板金工事」をご覧ください。
【金属屋根なら遮熱塗料がおすすめ!LOHASは無料診断を実施しております!】
ここまで金属屋根の塗装についてお伝えしました。金属屋根は熱を吸収しやすい性質があり、夏の時期は屋根の表面温度が60℃以上と高温になります。
吸収した熱は室内にまで伝わってきて室温上昇の原因になります。温度が上がりやすい部屋はエアコンの負荷も大きくなり、電気代がかかってしまいます。
そこで熱の吸収を抑えて室温が上がりにくくなる遮熱塗料をご検討してみてはいかがでしょうか?遮熱塗料は太陽からの熱を反射し、屋根の表面温度上昇を抑制することができます。熱の伝わりが少なくなれば室温も上がりにくくなり、エアコン効率も上がって電気代節約と省エネ効果が期待できます。
遮熱塗料についてはこちらの「スーパーシャネツサーモ」をご覧ください。
LOHASは塗料のご相談などもお待ちしておりますので、気になることやご不明な点などがございましたら遠慮なくお問い合わせください。
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