葺き替えとカバー工法どちらがいい?
投稿日:2022年9月30日 更新日:2023年3月1日
目次
「屋根も年数が立ってきたし、そろそろ新しくしようかな」とお考えの方はいらっしゃいますか?
屋根を新しくする工事は「葺き替え」と「カバー工法」の2つの方法があります。
そこで迷うのがどちらの工事の方がいいのか、ということだと思います。
「葺き替え」と「カバー工法」はよく屋根工事で比較されますので、これから屋根工事をお考えの方に向けて、どちらの工法が適しているのか、そもそも「葺き替え」や「カバー工法」はどんな違いがあるのかを今回は解説していきたいと思います!
【屋根工事の種類】
屋根は風雨や太陽の紫外線などにさらされて経年劣化しますので、定期的にメンテナンスをしておかないと屋根の状態が悪くなってきます。
屋根工事というと以下の3つの工事があります。
【屋根工事】
・屋根塗装
・棟板金工事
・屋根の葺き替え
・屋根のカバー工法
屋根が古くなり、新しくしなければいけなくなったら「葺き替え」か「カバー工法」を行う必要があります。
それでは「葺き替え」と「カバー工法」とはどんな工事なのかをご説明していきます。
【葺き替え工事とは?メリット・デメリット】
屋根の葺き替えは、既存屋根を解体し、新しい屋根に葺き替える工事です。葺き替えで新しくなるのは「野地板(屋根下地)」「ルーフィング」「屋根材」「屋根板金」です。
葺き替えのメリットとデメリットを見てみましょう。
メリット | デメリット |
屋根重量の負担がなく耐震性に影響がない | 工事規模が大きく費用が高い |
軽い屋根にすれば耐震性が向上する | 工期が長い |
下地の補修ができる | 処分費がかかる |
選択できる屋根材の制限がない | 騒音、チリやホコリが飛散する |
「葺き替え」のメリットは既存屋根を解体するため、屋根の重量の負担が少ないということです。屋根が重くなると重心が高くなり、地震の揺れが大きくなります。耐震性の影響はカバー工法と比較する時にとても重要になり、屋根に負担がない方法で工事をするのが望ましいです。
葺き替え工事についてはこちらの「屋根葺き替え」をご覧ください。
【カバー工法とは?メリット・デメリット】
「屋根のカバー工法」は、既存屋根を残して新しい屋根を葺く工法です。解体するのは棟板金や雪止めなど、施工に干渉する部材のみです。
「葺き替え」と「カバー工法」の大きな違いは、もともとの屋根を残すか残さずに新しい屋根にするかです。
それでは「カバー工法」のメリット・デメリットを見てみましょう。
メリット | デメリット |
最小限の解体で費用が安い | 屋根が重くなり、耐震性に不利 |
1〜2日ほど工期が短くなる | 選択できる屋根材に制限がある |
二重構造になり、断熱性と遮音性が上がる | 下地の劣化が激しいと施工できない |
既存屋根のところで雨漏りすると修理が大掛かりになる |
カバー工法のメリットは費用が安くなり、工期を短縮できるということです。屋根工事は足場を組む必要があり、工事代も高額になります。できるだけコストを抑えたいという方には「カバー工法」が適してるでしょう。
しかし、屋根重量の負担が「葺き替え」よりも大きくなるため、耐震性が落ちる可能性があります。「カバー工法」を採用する場合は建物の構造が地震に耐えられるようになっているか確認しておく必要があります。
また、元々の屋根のところで雨漏りすると、新しい屋根で塞いでいる状態のため、修理が大変になります。下地の劣化が激しい場合は雨漏りのリスクが高くなるため「カバー工法」ではなく「葺き替え」で行うことをおすすめします。
カバー工法についてはこちらの「屋根カバー工法(重ね葺き工事)」をご覧ください。
【葺き替えとカバー工法どちらがいい?】
どちらの工事が適しているか、というのが一番迷われるかと思います。
まず、どの工事が優れているというものではなく、工事をする屋根の状態や形状、建物の構造などを見て、適した工法を採用することが大切なポイントです。
そのため屋根工事をするときは、かならず専門業者に屋根の状態を見てもらってからどの工法で工事をするか決めましょう。
「葺き替えがおすすめな人」と「カバー工法がおすすめな人」について下の表にまとめましたので、これから屋根工事をお考えの方はご参考にしてください。
葺き替えがおすすめな人 | カバー工法がおすすめな人 |
・屋根を軽くしたい ・制限なく屋根材を選びたい ・下地の状態を知りたい ・下地から直したい ・後々トラブルの心配をしたくない |
・コストを抑えたい ・耐震性に問題がない ・下地が傷んでいない ・雨漏りの心配がない ・工期を短くしたい |
「雨漏り」「下地が傷んでいる」「耐震性に不安がある」などは「カバー工法」で工事するリスクが高いですから、このような場合は「葺き替え」をご検討ください。
LOHASは無料で建物診断を行なっております。どの工法が適しているか気になっている方は、ぜひ当社の無料診断をご利用ください。
無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
【屋根工事のタイミングは20年目以降】
ここまで「葺き替え」か「カバー工法」どちらの工事がいいかをお伝えしてきました。適した工法で工事するには、実際に屋根を見て判断する必要がありますので、屋根工事をお考えの方は専門業者に屋根を見てもらうことをおすすめします。
屋根工事のタイミングは20年目以降です。これくらいの年数が経過するとルーフィングの寿命がきて、防水性が失われていきます。水が染み込むようになると雨漏りのリスクが高くなりますので、被害が起きる前に屋根工事を実施ください。屋根工事のご相談もお待ちしておりますので、遠慮なくお問い合わせください。
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