FRP防水とは?メリット・デメリット・メンテナンス方法・施工方法を解説!
投稿日:2023年1月15日 更新日:2023年3月1日
目次
住宅のほとんどのベランダやバルコニーはFRP防水がされています。
ベランダやバルコニーは雨ざらしになりますので、防水は正常に保っておきたいところ。
劣化が進むと最悪は雨漏りを引き起こしてしまいますので、被害がでないようにしっかりメンテナンスをしましょう。
本日はFRP防水とはどんな防水か、メリット・デメリット、施工方法、メンテナンス方法などを解説します。
【FRP防水とは?】
FRP防水は繊維強化プラスチックのことで「1層目:不飽和ポリエステル樹脂+ガラスマット(防水層)」と「2層目:トップコート(保護層)」の2層構造をもつ防水工法の一つです。
FRP防水の特徴は、非常に軽量で強度が高いことです。ガラスマットが補強材となっており、ベランダやバルコニーなどの歩行する場所に適しています。
また、トップコートで防水層を保護しておりますので、耐食性、耐候性に優れています。
FRP防水は船舶、水槽、バスタブ、自動車などにも用いられており、開発は1970年代初期にされ、その後は急速に普及しました。
現在はほとんどの住宅のベランダやバルコニーに採用されておりますので、もしかするとご存じの方も多いはずです。
【FRP防水のメリット・デメリット】
【メリット】 | 【デメリット】 |
継ぎ目がなく防水性に優れている | 広い場所や複雑な形状の場所は不向き |
強度がある | ひび割れしやすい |
非常に軽量 | メンテナンス回数が多い |
工期が短い | 施工中は刺激臭が発生する |
【FRP防水のメリット】
FRP防水は塗装で防水層をつくるため、継ぎ目がなく防水性に優れています。また、乾燥も早いですから工期は1~2日ほどで完了します。ウレタン防水は一層ごとに乾燥させる必要がありますので、4~5日ほどの工期がかかります。その点、FRP防水は早く工事が完了しますので、メンテナンスもしやすい防水工法です。
【FRP防水のデメリット】
FRP防水の施工中はきついスチレン臭が発生しますので換気が必要です。工事をするときは、そのスチレン臭で気分を悪くしてしまう可能性がありますので、十分にご注意ください。
FRP防水は強度に優れていますが、追従性は劣り、ひび割れも起こりやすい欠点があります。この性質から広い場所や複雑な形状の場所での施工は不向きです。ベランダやバルコーなどの10㎡あたりの施工が適しています。
ポリエステル樹脂の防水層は紫外線に弱いため、トップコートで保護しています。トップコートの塗り替えは5年周期なので、メンテナンス回数が多いのもデメリットの一つ。しかし、防水層が傷んでいなければトップコートの塗り替えで大丈夫ですので、メンテナンスが容易であることも大事なポイントです。
【FRP防水の耐用年数とメンテナンス方法】
耐用年数は10年ほどですが、環境によって劣化の進行具合はさまざまです。FRP防水の維持管理で大切なことは、劣化症状を見逃さないことです。
FRP防水の劣化症状は、
・ひび割れ
・塗膜の浮き
・塗膜の剥がれ
・チョーキング
・塗膜の膨れ
などです。
ベランダやバルコニーは雨漏りの原因となりやすいので、少しでも雨漏りの疑いがある場合は、できるだけ早くに専門業者にご連絡ください。
当社は雨漏り修理・調査を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
詳しくはこちらの「雨漏りスピード補修」をご覧ください。
【FRP防水のメンテナンス方法】
劣化症状が見られたら、まず専門業者にメンテナンスが必要か点検してもらうことをおすすめします。
LOHASは無料診断を行っております。お住まいのメンテナンスのことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
FRP防水のメンテナンスは主にトップコートの塗り替えです。トップコートの塗り替えは1日ほどで終わりますので、メンテナンスもしやすいかと思います。
トップコートの塗り替えの手順は、
1:高圧洗浄
2:乾燥後ケレン
3:アセトン拭き(油分を取り除く)
4:プライマー塗布
5:トップコート塗布(2回)
の流れで行います。
トップコートの塗り替えは、防水層の劣化が軽微で防水性に問題がない場合です。もし、下地が腐食している、防水層が剥がれているなど水が染み込みやすくなっている状態のときは、トップコートの塗り替えではなく、防水からやり直す必要があります。
それでは次にFRP防水の施工の流れをご紹介します。
【FRP防水の施工の流れ】
防水層の劣化が激しい、雨漏りしているなどの症状は、防水層をやり直す必要があります。
FRP防水の施工は以下の流れで行います。
1:高圧洗浄
2:下地補修~下地処理
3:プライマー下塗り
4:ポリエステル樹脂塗布~ガラスマット敷設
5:2プライ(2層構造)の場合は4の工程をもう一度行う
6:硬化後の表面下地処理
7:トップコート塗布
8:完成
ガラスマットを敷くと気泡が入りますので、脱泡ローラーで空気を抜くことが大切です。5の工程は某す層を1プライか2プライかによって違います(プライとは積層のことで、2プライは2層構造になっています)。
LOHASは防水工事も承っております。詳しくはこちらの「屋上・ベランダ防水工事」をご覧ください。
【FRP防水工事は外壁塗装と一緒がおすすめです!】
ここまでFRP防水についてご説明をさせていただきました。
防水工事をするときは、ぜひ外壁塗装もご検討ください。
防水工事と外壁塗装工事は、まったく関わりがないかというとそうではありません。水切りの有無や立ち上がりの処理の仕方など関わっている場合もあり、仕上げ方を誤ってしまうと雨漏りの原因になる恐れもあります。
当社は外壁塗装も承っておりますので、防水工事をお考えの方は、ぜひご一緒にご検討ください。
防水工事についてはこちらの「外壁塗装の時にベランダ防水は一緒にした方がいい?」もご参考にしてください。
“mu”
長野県全域(長野市、松本市、上田市、岡谷市、飯田市、諏訪市、須坂市、小諸市、伊那市、駒ヶ根市、中野市、大町市、飯山市、茅野市、塩尻市、佐久市、千曲市、東御市、安曇野市他)で、塗装工事、屋根工事のことなら、LOHASへお気軽にご相談ください。
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