スレートが割れている!?これってそのままでも大丈夫?
投稿日:2025年1月31日
住宅のほとんどに使われているのがスレートです。スレートはセメントと繊維質を組み合わせたセメント系の屋根材。保水する素材なので、防水を保つために塗装されています。スレートも経年劣化で塗装の摩耗やひび割れなどの症状が出てきます。よくご相談をいただくのが「スレートが割れているけど大丈夫?」です。
本記事では、スレートが割れている時の対処方法や放っておくとどうなってしまうのかなどについて解説いたします。
スレートが割れていると雨漏りする?
スレートが割れていた場合、まず心配になるのが「雨漏り」だと思います。屋根は雨の影響を強く受けるところなので、スレートが割れていると雨漏りするんじゃないかと心配になりますよね。ですが、スレートが割れているくらいなら、すぐに雨漏りすることはありませんのでご安心ください。
よく訪問販売業者が「屋根が割れていると雨漏りしますよ!」と不安を煽ることがあるようですが、焦って点検をさせたり、契約を即決したりしないようにご注意ください。このような根拠のないことを言って契約を迫ってくる業者に工事を依頼してしまうと高額な費用を請求される危険性があります。
訪問販売業者によるトラブルが多く発生しておりますので、突然家に訪問してきて不安を煽るような指摘をする業者は警戒しましょう。
業者についてはこちらの「工事業者の選び方〜基礎編〜」をご覧ください。
スレートが割れたままだとどうなる?
スレートが割れていても雨漏りしないのは、水の侵入を堰き止めているルーフィングが敷かれているからです。ルーフィングの性能がしっかりと保たれていれば、まず雨漏りすることはないでしょう。
「雨漏りしないのならスレートが割れていてもそのままで大丈夫ということ?」
と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。スレートが割れていると、その破片が風に飛ばされる危険性があるからです。
スレートの破片が飛散するとお隣の家や車を傷つけてしまう可能性があります。不可抗力ではあってもご近所関係に関わるので、なるべく被害が出ないことが望ましいです。
スレートが割れる原因と対策
スレートが割れるのは塗装の劣化が主な原因です。塗装が劣化して水が染み込みやすくなると保水と乾燥により膨張と収縮を繰り返すようになります。スレートが何度も変形することで素材の強度が弱まりひび割れや欠けなどの症状が出てきます。
また、飛来物による衝撃もスレートが割れる原因です。風雨や太陽光の影響を強く受けて過酷な環境にさらされる場所です。スレートの割れを完全に防ぐことはできませんが、定期的に塗装することでスレートの耐久性を維持できますので、10年を目安に点検と塗装をご検討していただくことをおすすめします。
屋根塗装についてはこちらの「屋根塗装をする目的と必要性。目的に応じたメンテナンスが重要!」をご覧ください。
割れたスレートの対処方法
スレートが割れている場合は、なるべくそのままにせずに補修を行なっていただくことをおすすめします。早期に対処することで被害を抑え、工事費の負担も減らすことができます。割れたスレートの対処方法はいくつかあります。以下にスレートが割れた時の対処方法をご紹介いたします。
ひび割れや小さな欠け
細かいひび割れや小さな欠けはシーリング(コーキング)などの補修剤で補修できます。損傷が大きいと難しいですが、軽微な症状なら進行を抑えられます。ひび割れや欠けが起こるということは、塗装が劣化している可能性が高いですので、補修した後は屋根全体を塗装してスレートの耐久性を高めておくことをおすすめします。
部分的な割れや剥がれ
割れや剥がれが大きく症状に出ている場合は、シーリングだけで対応することはできません。ここまで被害が大きくなる原因は、飛来物にぶつかる、風の吹き込みであおられるなどが考えられます。補修方法は一つではなく、こちらの方法があります。
・差し替え(部分補修)
・板金で覆う(部分補修)
・葺き替えやカバー工法(屋根全体の修繕)
差し替えとは、破損したスレートを部分的に張り替えることです。症状や補修する箇所によりますが、最小限の範囲で抑えられます。
もう一つは、症状が出ているところを板金で覆う方法です。差し替えだとルーフィングを傷つける可能性があるため、築年数が経っていたり、劣化が進んでいたりする場合は、差し替えではなく、板金で覆う方法をとることがあります。
最後は、葺き替えやカバー工法です。これらは屋根全体の修繕になるため、上記2つの方法よりも工事費が掛かります。ですが、屋根全体を改善できるため、長い目で見たときに安心です。損傷の程度や補修に掛かる費用、築年数などによっては全体を直したほうが割安な場合もあります。
割れや剥がれが広範囲に起きている
割れや剥がれが広範囲に起きている場合は、葺き替えやカバー工法をおすすめします。損傷が大きく、長い間ルーフィングが露出した状態だと傷ついている可能性があり、雨漏りを引き起こすリスクがあります。
屋根表面を直してもルーフィングに不具合があれば雨漏りを起こしてしまいます。築20年を超えてくるとルーフィングの寿命を考える時期ですので、築年数も目安にして最適な方法をご検討ください。
葺き替えとカバー工法についてはこちらの「葺き替えとカバー工法どちらがいい?」をご覧ください。
被害が大きくなる前の動きだしが大事!
気になったらLOHASにご相談ください!
大切なお住まいを維持していくのに大事なことは被害が大きくなる前に動き出せることです。屋根は目視できるところではありませんので、劣化していても気がづかないことがよくあります。
劣化したままにならないように10年を目安に点検の実施をおすすめします。LOHASでは屋根工事全般を承っております。現地調査を実施し、お客様にとって最適な方法をご提案させていただきます。建物診断は無料で実施しておりますので、屋根のことでお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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