住宅のベランダに多く採用されているFRP防水のメンテナンス方法とタイミング
投稿日:2025年10月6日
ベランダやバルコニー、屋上など雨ざらしになるところには防水施工がされています。
防水はウレタン防水、FRP防水、シート防水、アスファルト防水などがあります。
今回はFRP防水についてお話しさせていただきたいと思います。
FRP防水は繊維強化プラスチックのことでして、硬質でベランダのような歩行する場所にぴったりな防水工法。
もちろん年数の経過によって劣化も起こります。
その時に大切なのがメンテナンスです。
本記事ではFRP防水のメンテナンス方法やタイミングについて解説いたします!
住宅のベランダ・バルコニーに多いFRP防水
FRP防水とは塗膜防水の中の一つ。
Fiber Reinforced Plasticの頭文字をとった名称で、日本語にすると繊維強化プラスチックです。
住宅のベランダ・バルコニーによく採用されている防水工法でして、船底、バスタブなど様々な場所でも用いられています。
メリット | デメリット |
・シームレスで水密性に優れている ・強度が高く、歩行する場所に優れている ・軽量で建物への負担が少ない ・乾燥が早くて工期が短い |
・硬質なためひび割れやすい ・広い場所では適していない ・メンテナンスの頻度が多め ・施工中は独特な臭気が発生する |
FRP防水のメリット・デメリットは上記の表のとおりです。
FRP防水の概要は「FRP防水とは?メリット・デメリット・メンテナンス方法・施工方法を解説!」でご紹介しておりますので、良ければこちらもご一緒にご覧ください。
FRP防水の耐用年数とメンテナンス方法
FRP防水の耐用年数
FRP防水の耐用年数は10年程度です。
劣化する原因は雨や太陽の紫外線などがあります。
詳しくは後述しますが、劣化してくると塗膜の膨れやひび割れなど症状として現れます。
また、FRP防水はポリエステル樹脂でつくる防水層とそれを保護するトップコートの2層構成になっています。
トップコートは防水層を保護する役割があり、5年を目安に塗り替えが必要です。
トップコートで劣化があっても防水層が正常ならトップコートの塗り替えのみで対応できます。
防水を施しているところで劣化が進むと雨漏りを引き起こすリスクが高まります。
雨漏りしてからでは遅いですから、適切なタイミングでメンテナンスを行うことが大切です。
FRP防水のメンテナンス方法
FRP防水のメンテナンス方法はこちらの2つの方法があります。
① トップコートの塗り替え
② 防水層からの再施工
5年経過した後は状態に応じてトップコートの塗り替えを行います。
その後、10年目になりましたら防水層の耐用年数を迎えるため、この時期を目安に防水層を一から施工することをご検討ください。
もし、防水層のダメージが大きかったり、雨漏りがあったりして下地まで傷んでいる場合は、下地からやり直す必要があります。
ベランダの床下地は一般的に合板が使われています。
腐食を起こしているところを撤去し、その部分の合板を新しく張り替えてから防水施工を行います。
見逃したくないFRP防水の劣化症状
劣化症状はメンテナンスを考えていただく大事なサインです。
上記で10年ほどがFRP防水の耐用年数とお伝えしましたが(トップコートの塗り替えは5年あたり)、年数の経過と一緒に劣化症状も見ながらメンテナンス時期を判断していくことが大切です。
ここではFRP防水のメンテナンスを考えていただく劣化症状をご紹介します。
塗膜のひび割れ
トップコートの劣化が進むと細かなひび割れが発生します。
よく目を凝らさないとわからないひび割れであるケースもありますが、そのまま放置すると症状を広げて以下でご紹介する塗膜の触れや浮き、塗膜の剥がれへと症状を悪化させていきます。
塗膜の膨れや浮き
塗膜が風船のように膨れてくる現象です。
紫外線や気温の変化などが原因で症状が出ます。
トップコートの劣化で見られ、下地から浮いている状態なため、トップコートの再塗装を考えていただく大事なサインです。
塗膜の剥がれ
トップコートが広い範囲で下地から浮いてくると塗膜ごと剥がれてきます。
症状がひどくなると防水層を露出させ、さらに奥まで水が浸透するようになります。
正常な塗膜まで劣化を早め、防水層までダメージを負わせてしまいます。
雨漏り・浸水の原因に!?ドレンの汚れはこまめに清掃しましょう!
ベランダのお手入れでもう一つ気にしおいていただきたいのがドレンです。
ドレンとは水が流れる排水口のことです。
ここは浸水や雨漏りなどの原因になることもありますので、定期的にチェックして清掃もこまめに行いください。
ベランダやバルコニー、屋上などは水がドレンまで流れていくように勾配(傾斜)がつけられています。
ドレンまで流れていくのはなにも水だけでなく、落ち葉や泥なども一緒に流れていきます。
ドレンに落ち葉などゴミが溜まると水を堰き止めてしまうため、浸水を起こす原因やそこのところで劣化が進み、雨漏りへと発展するリスクがあります。
外から見られる場所ではありませんのでついついそのままにしがちですが、防水に関わる雨漏りへと繋がりやすい場所ですので、状態には注意しておきましょう。
まとめ|FRP防水のメンテナンスもLOHASにお任せください!
今回はFRP防水のメンテナンス方法とタイミングについてお話しさせていただきました。
FRP防水は戸建て住宅のベランダ(バルコニー)によく採用される防水工法です。
耐用年数は10年程度となっていますが、その前にトップコートの再塗装が必要です。
トップコートの再塗装は5年目あたりが目安となっています。
年数の経過だけでなく、床に現れる劣化症状もメンテナンスを考えていただく大事なサインとなりますので、症状を見逃さないように普段から状態をチェックしておきましょう!
LOHASではFRP防水のメンテナンスにも対応しております。
建物診断や見積もりは無料で行っておりますので、ベランダ防水のメンテナンスをご検討している方はお気軽にご相談ください!
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
“mu”
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