「屋根塗装は必要ない」というのを目にすることがあります。

 

でも、それは本当でしょうか？

 

屋根塗装で得られる効果というものがあります。もちろん目的に沿わないケースもありますので、効果を見込めないのに屋根塗装をしてしまうのは無駄になってしまいます。

 

つまり屋根塗装が必要か、必要ではないかは目的によって変わってくるため、屋根塗装をすることでどんな効果を得られるのかよく知っておくことが大切です。

 

今回は屋根塗装の目的と必要性、メンテナンススケジュールについてはお伝えします。

 

屋根に使用する塗料は塗膜を形成して太陽の紫外線や風雨から屋根材を保護してくれます。また、豊富なカラーがありますので、建物の美観性向上にも一役買っています。

 

屋根塗装をすれば屋根そのものの耐久性が向上すると思われるかもしれませんが、実のところ屋根塗装だけではあまり効果は見込めません。

 

なぜ屋根塗装だけではダメなのかというと、屋根そのものの防水を向上させることはできないからです。もし、屋根の防水性能が落ちていたら水が屋内に入ってきて雨漏りしてしまいます。

 

屋根の防水を担っているのがルーフィングです。

どんなに屋根材が新しくてもルーフィングが古くなっていれば雨漏りのリスクは解消されません。それは塗装だけでは防ぐことができないのです。

 

もちろん屋根を維持するためには、ルーフィングだけ考えていればいいというわけではありません。屋根材や棟板金などがボロボロになっていれば、風で飛ばされてしまうかもしれませんし、屋根材の破片が近隣の建物や車にぶつかってしまったら大変です。

 

ですから、これからも長く屋根を維持していくためには屋根塗装も必要です。

 

ですが、目的を知らずに屋根塗装をしてしまうと、場合によっては屋根の維持につながらないということは十分に注意しておかなければなりません。

 

屋根塗装の目的は、屋根の美観性の向上と屋根材の保護です。

 

この目的をちゃんと押さえて屋根を維持していきましょう。

 

【屋根塗装を行う目的】

・屋根の美観性を向上させる ・屋根材の保護

 

前述したようにやみくもに屋根塗装をしても建物の性能の向上にはつながりません。メンテナンス時期や屋根の状態によっては、屋根塗装ではなく、葺き替えやカバー工事が必要になることもあります。

 

これは屋根工事だけでなく、建物全般のメンテナンスに言えることですが、工事を行う目的や得られる効果をちゃんと把握して工事を行なっていくことが大切です。

 

葺き替えとカバー工事についてはこちらの「葺き替えとカバー工法どちらがいい？」をご覧ください。

 

10年目	20年目	30年目
・屋根塗装 ・屋根補修	・屋根塗装 ・屋根補修 ・状況に応じて葺き替えまたはカバー工事	・屋根塗装 ・屋根補修 ・状況に応じて葺き替えまたはカバー工事

 

上記の表が屋根のメンテナンススケジュールの目安です。

屋根のメンテナンスはこれからご紹介するポイントを押さえておきましょう。

 

屋根は下からでは状態を見ることができません。そのため、ついつい放置してしまうことも。屋根が傷んでいると雨漏りのリスクがあります。知らないうちに雨漏りしているということもありますので、定期的に屋根点検を実施しましょう。

 

屋根点検を実施する目安は8〜12年です。当社は無料で建物診断を実施しております。屋根の状態が知りたいという方は、ぜひお声がけください。

 

無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

 

屋根の一番高いところを棟と呼んでいます。ここには棟板金という部材があり、屋根塗装と一緒にメンテナンスしておくことをおすすめします。台風など強風が吹く時期になると棟板金が風で飛ばされてしまう被害が多く発生しています。

 

棟板金は大きい部材ですから、もし建物などにぶつかってしまうと傷つけてしまいます。近隣トラブルの原因になりますので、被害が出ないように状態はチェックしておきましょう。

 

当社は屋根板金工事も承っております。詳しくはこちらの「屋根板金工事」をご覧ください。

 

20年目以降はルーフィングの寿命が近くなるため「葺き替え」か「カバー工法」をご検討ください。葺き替えとカバー工法の違いは、既存の屋根を解体するか、残すかの違いで、それぞれメリット・デメリットがあります。屋根によってはカバー工法ができないケースもあります。葺き替えなどの工事を行う際は、必ず屋根点検を実施ください。

 

葺き替え工事とカバー工事については下のページをご覧ください。

 

「屋根葺き替え」

 

「屋根カバー工法（重ね葺き工事）」

 

ここまで屋根塗装の目的や必要性などをご説明してきました。

もう一度屋根塗装の目的を整理してみましょう。

 

【屋根塗装を行う目的】

・屋根の美観性向上

・屋根材の保護

 

屋根の美観性向上と屋根材を保護するために屋根塗装が必要です。

 

屋根塗装を行う際は外壁塗装もご一緒にご検討ください。屋根がきれいになっても外壁が色褪せたままでは美観性の向上につながりません。同じタイミングで行なっておけば足場代の節約にもなります。

 

外壁と屋根をセットで行うメリットについてはこちらの「屋根と外壁はセットがお得！」をご覧ください。

 

当社はお住まいのメンテナンス工事のご相談をお待ちしております。無料診断後はお客様に最適な工事プランをご提案させていただきますので、お気軽にお声がけください！

 

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