雨樋は自分で修理できる?DIYをおすすめしない理由と自分でもできる応急処置方法
投稿日:2023年5月31日
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DIYがとても身近になってきて、お住まいのメンテナンスもDIYで行いたいと考えている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?DIYでおすすめできるのが安全に作業できる内装や低所などでして、高所作業や防水に関わる場所でのDIYは、事故や問題が大きくなる恐れがありますのでおすすめしません。
雨樋もDIYでおすすめしない工事です。雨樋は屋根からの雨水を下に排水する大事な設備です。その雨樋も経年劣化で水漏れや破損などの不具合を起こします。
雨樋は高いところに取り付けてありますので、不具合をDIYで修理するのはおすすめしません。事故が起きてしまってからでは遅いですから、雨樋に不具合が起きている時は、無理せずに専門業者にご相談ください。
本日は雨樋をDIYで修理するのをおすすめしない理由や自分でできる応急処置、雨樋を維持していくために大切なポイントなどをご紹介いたします!
【雨樋を自分で修理するのはおすすめしません!】
詳しくは後述しますが、雨樋の不具合をDIYで修理できるのは、低所にある雨樋の応急処置までです。低所と言っても1階にある軒樋の高さは3mほどありますので、脚立がなければ手が届きません。
それに脚立で作業ができるとしても安全ではありません。脚立からの高さからでも転落したら骨折など大変な事故を起こしてしまうでしょう。建築工事でも転落事故は問題になっています。
プロの業者でも転落事故が起きていますので、一般の方が高所作業を行うのは大変に危険なのです。足場を組むのは高さ2mを超える作業を行う時です。一番低い位置にある軒樋の高さが約3mですので、すでに高所作業に該当します。
また、雨樋はいくつもの部材を接合して組まれています。修理するには、部材を交換しなければ改善しない可能性もあります。それを小手先で対処しても根本的な解決にはなりません。
雨樋が破損して風に飛ばされれば、近隣の建物にぶつかり、傷つけてしまう恐れがあります。一時的な改善でも、後々問題を起こす恐れがありますので、不具合を確認できたら迷わずに専門業者に相談することをおすすめします。
LOHASは無料で建物診断を行なっております。雨樋のことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
【手が届く範囲の雨樋なら応急処置可能です】
DIYで行えるのは低所にある雨樋の応急処置です。できれば脚立の必要がない場所で抑えていただきたいですが、どうしても脚立が必要な範囲を修理したい場合は、一人で行うのではなく、必ず二人以上で作業を行ってください。
応急処置で使えるものは以下の材料です。
・アルミテープ
・コーキング
それでは、上記の材料をどのように活用するのかご説明します。
雨樋修理についてはこちらの「雨どいが壊れてしまった!修理費用と工事内容を解説」もご参考にしてください。
【雨樋を自分で応急処置する方法】
「アルミテープ」と「コーキング」はどちらも漏水を止めるために使います。用途は被りますが、状況に合わせて使い分けましょう。
扱いやすいのは「アルミテープ」です。アルミテープはテープ型のアルミ箔でして、ダクトの接合部などに使われています。漏水している箇所や穴が開いてしまっている箇所にアルミテープを貼るだけで、漏水を軽減させることができます。アルミテープを貼る時は、施工面が汚れていると接着力が落ちますので、きれいに清掃してから、隙間ができないように貼ってください。
つづいて「コーキング」です。コーキングは樹脂を原料とする充填剤です。外壁目地や部材接合部、キッチンや浴室などの水回りなど様々な場所で使用されています。コーキングは硬化するとゴムのように弾力がでます。内部への水の侵入を防ぎ、空気の流入を抑制する硬化があります。
コーキングはアルミテープよりも扱いに少し手間がかかります。まず、コーキングを使用する時はコーキングガンという専用の道具を使います。コーキングガンにコーキングを装着し、トリガーを引くことでコーキングを打設できます。コーキングの打設は技術が必要でして、隙間なくきれいに打設するのは、慣れていない方だと難しいかもしれません。施工した跡もしっかり残りますので、難しいと感じる方は無理せずに専門業者にご依頼ください。
また、雨漏りにつながる箇所は安易にコーキングを使わないようにご注意ください。水の通り道が変わってしまい、被害を広げてしまう恐れがあります。雨漏りに関することでしたら、自分でなんとかしようとはせず、必ず専門業者にご連絡ください。
雨漏りについてはこちらの「雨漏りは建物寿命を縮める原因に!雨漏りの応急処置と雨漏りを防ぐ対策」をご覧ください。
【雨樋に不具合や劣化症状が起きていないか普段から確認することが大事!】
現在、戸建住宅に用いられている雨樋は塩ビ製が多いです。塩ビ製の雨樋の耐用年数は約20年です。このくらいの年数が経つと以下の劣化症状が見られます。
・色褪せ
・継手の隙間(水漏れ)
・勾配のズレ
・固定金具の破損
・雨樋の破損
・雨樋の歪み
・ゴミが溜まる
上記の症状はメンテナンスを考えていただくサインです。そのまま放置してしまうと破損や水漏れを起こす原因となります。雨樋を長期的に維持していくためには、普段から雨樋の状態を確認することが大切です。雨樋の中にゴミが溜まってしまうこともありますので、定期的に清掃も行なってください。
LOHASは雨樋修理も承っております。なにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
雨樋修理についてはこちらの「雨どい工事(修理・交換)」をご覧ください。
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