下地調整の重要なポイント4 ひび割れ、クラック補修(屋根)
投稿日:2019年8月5日 更新日:2024年5月9日
目次
カラーベスト、コロニアルと言われるスレート屋根の塗装では、下地調整の段階でひび割れやクラックの補修を行う必要があります。
屋根塗装は塗装する前の下地調整がとても大事です。
屋根は下地が傷んでいることが多いですから、しっかり下地調整を行なって、下地から剥がれにくい塗装に仕上げる必要があります。
ひび割れなどの不具合を残してしまうと、後々トラブルを起こす恐れがありますので、これから屋根塗装を行う方は、塗装前に補修を行っているかも確認しておきましょう。
今回はスレート屋根のひび割れ補修についてお伝えしたいと思います。
【スレート屋根は割れやすい?】
カラーベストなどのスレート屋根はセメントとパルプを結合させて作る屋根材です。
強度も高く軽いので一般住宅でも重宝されています。
昔の瓦屋根に比べると屋根の重量を軽くすることには大きなメリットがあります。
瓦屋根の重量は1㎡当たり約50kg。
スレートは1㎡当たり約20kgと瓦よりも30kgも重さが違います。
なぜ屋根が軽いといいかというと、屋根が重くなることで重心が上がり、地震の揺れに対して振れ幅が大きくなるからです。
地震大国の日本において建物の耐震や免震は建物の寿命にもかかわる重要なポイントになります。
軽くて強度のあるスレート屋根は最適な素材として多くの建物で採用されてきました。
しかし、強度の高い屋根材とは言っても経年変化によって劣化しやすくなってしまうことは避けられません。
スレート屋根の劣化症状は以下のとおりですので、このような症状が見られる場合は、一度専門業者にスレート屋根の状態を見てもらっておくことをおすすめします。
【スレート屋根の劣化症状】
・色褪せ
・汚れの付着
・コケやカビの発生
・ひび割れや破損
※スレート屋根に同じく棟板金の状態にも注意してください。
棟板金が歪んでいたり、浮いていたりしていたら、風で飛ばされてしまう恐れがあります。
このような症状が見られましたら、棟板金も早めに修理することをおすすめします。
屋根の劣化症状についてはこちらの「屋根が劣化すると現れる症状。劣化を放置するリスクについて」をご覧ください。
外壁塗装の際にはもちろんですが、屋根の上のアンテナの修理や台風などでの飛来物によってもスレート屋根がひび割れてしまうこともよくあります。
屋根塗装の下地調整ではそのひび割れを塗装の前に補修していきます
【補修をせずに塗装してしまうとどうなる?見積もりや施工写真で補修したかチェック!】
屋根は高い場所にありますので、ちょっとしたひび割れならそんなに見た目には影響しません。
また、塗装すればスレート屋根のひび割れは目立たなくなってしまうでしょう。
見栄えに影響がなければ補修をしなくても……というのはいけません。
確かにひび割れていても見た目に影響がないかもしれませんが、ひび割れた状態に変わりがなく、根本的な改善になっていません。
補修を省いて後々問題を起こしてしまったら元も子もないですから、スレート屋根がひび割れている場合は、必ず塗装前に補修を行ってください。
ここで注意しなければいけないのが、施工を業者任せにするのではなく、お施主様ご自身でも確認しておくことです。
特に屋根は下からではなにもわかりませんから、見積もりのチェックと施工写真でどんな施工をしたか確認してください。
【スレート屋根の補修方法は?】
スレート屋根の補修方法は外壁のひび割れやクラックと同じように防水補修材を使ってひび割れを埋めていきます。
小さなひび割れであれば簡単に補修することができるので、そのまま塗装の工程に移ることも可能です。
スレート屋根の一部が欠けてしまっているようなクラックの場合には補修方法を検討する必要がありますね。
欠けた屋根材が残っている場合には補修材やコーキングを使って接着することもできますが、大きな割れは屋根材の差し替えを行います。
スレート屋根は瓦屋根と同様に差し替えが可能なので、大きめのクラックができてしまった箇所に関しては、部分的に差し替えることも検討します。
屋根補修の内容は実際に屋根を見て判断します。
当社は無料で建物診断を実施しておりますので、屋根のメンテナンスのことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
【ひび割れやクラックからの雨漏り対策は?】
屋根塗装の周期はおおよそ外壁塗装と同様に10年程度とされています。
スレート屋根の場合も外壁塗装と一緒に再塗装を行うのが一般的ですが、ひび割れやクラックが入った状態で放置しておくことはよくありません。
屋根の下地は野地板、アスファルトルーフィング、スレート屋根と順番で施工されています。
屋根材が破損してしまってもすぐに雨漏りに繋がるわけではありませんが、早急な対応が必要になります。
屋根の上を定期的に確認することはなかなか難しいですし、一般の方が屋根に登ることは危険です。
定期的なメンテナンスの有無も含めて建物診断などを活用してください。
屋根と外壁を一緒に塗装すると足場代の節約になります。
詳しくはこちらの「屋根塗装と外壁塗装を一緒にするとお得って本当?セットで塗装するメリットも解説!」をご覧ください。
【屋根塗装は下地処理が大事!状態によっては葺き替えやカバー工法もご検討ください!】
屋根は風や雨、太陽光など過酷な環境にさらされ続けています。
他の箇所よりも劣化しやすい場所ですので、塗装を長持ちさせるために念入りに下地処理を行うことが大切です。
ひび割れ補修など不具合を残してしまうと後々トラブルを起こす恐れがありますから、これから屋根塗装を行う方は、補修も含めたプランになっているか確認してください。
下地処理の流れについてはこちら!
また、屋根は劣化が激しいと雨漏りを引き起こすリスクが高くなります。
屋根の状態によっては塗装ではなく、「葺き替え」か「カバー工法」もご検討していただくことになります。
当社は屋根工事も承っておりますので、お客様のご要望に沿って網羅的なプランをご提案いたします。
屋根工事については下のページをご覧ください。
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