屋根葺き替えをオススメする理由
投稿日:2019年12月7日 更新日:2024年6月24日
目次
屋根のリフォームには「塗装」と「葺き替え」「カバー工法」の3つがあります。
その中で屋根を新しくするリフォームが「葺き替え」と「カバー工法」。
もし、長く安心できることを重視するならカバー工法よりも葺き替えのほうがおすすめ。
本記事では屋根葺き替えをおすすめする理由をご紹介いたしますので、これから屋根リフォームをお考えの方は、ぜひご参考にしてください!
屋根葺き替えとは?カバー工法との違いとメリット・デメリット
屋根葺き替えとは?
屋根葺き替えとは現在の屋根を解体して新しい屋根を葺き直すリフォームです。
新しくなるのは野地板(屋根下地)、ルーフィング、屋根材、棟板金などの役物です。
下地から新しくしますので、傷んでいるところを残さず頑丈な屋根に改善。
長い目で見ると安心できるのが葺き替えで行う最大のメリットと言えるでしょう。
葺き替えとカバー工法の違い
ここで気になるのが「カバー工法」です。
カバー工法はよく葺き替えと比較されます。
カバー工法とは元々の屋根を残して、その上に新しい屋根を被せる工法。
解体が最小限に抑えられ、コストを抑えることや工期の短縮などのメリットを受けられます。
施工条件に合致している必要はありますが、コストを抑えたい方や建て替えなどそこまで長期的な耐用年数を求めていない方におすすめです。
屋根カバー工法をついてはこちらの「屋根カバー工事をオススメする理由」をご覧ください。
葺き替えのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・建物への負担が少ない ・屋根が軽くなれば耐震性が向上する ・下地から新しくできる ・屋根材の制限がない |
・工事費が高い ・工期が長い ・騒音や埃などの飛散がある |
耐震性を考えるなら、なるべく屋根が軽いことが望ましいです。
例えば、カバー工法は屋根が二重になるため、屋根の重量が増えて耐震性の低下を招く恐れがあります。
その点、葺き替えは既存屋根を解体するため、建物への負担は少なくなります。
瓦屋根のように重量のある屋根材(約50kg/㎡)からスレートや金属屋根などの軽量な屋根に葺き替えることで耐震性を向上させることができます。
※スレート:約20kg/㎡ 金属屋根:約5kg/㎡ アスファルトシングル:約10kg/㎡
葺き替えで気になるのがコスト面です。
屋根葺き替えの相場は100〜200万円ほど、カバー工法は80〜150万円ほどですから、イニシャルコストではデメリットがあります。
もしアスベスト含有屋根材ですと、石綿含有産業廃棄物に扱われ、処分費も通常より高くなります。
ただし、葺き替え工事は屋根そのものを新しくしますので、屋根の改善を図るのならぜひご検討していただきたいです。
次の項では屋根葺き替えをおすすめする理由をお伝えします。
屋根葺き替えをおすすめする理由
屋根葺き替えをおすすめする理由はこちらの2つがあります。
・瓦が使われている屋根
・劣化が激しい
それでは一つずつご説明いたします。
瓦が使われている屋根
まず、瓦屋根はカバー工法の施工不可となるため、屋根を新しくするのなら「葺き替え」もしくは「葺き直し」をご検討していただくことになります。
「葺き直し」とは野地板やルーフィングを新しくしてから元々の瓦を再利用する方法です。
瓦を再利用しますので、屋根材を調達する費用が掛かりません。
ですが、前項でお伝えしたように、瓦は重量があって耐震性では不利な屋根材です。
現在では軽い屋根であることが望ましいですから、スレートや金属屋根などの軽い屋根にしていただいて、耐震性の向上を図っていただくことをおすすめします。
当社は瓦工事も承っております。
詳しくはこちらの「瓦屋根・漆喰工事」をご覧ください。
屋根の劣化が激しい
2つ目の理由は、屋根の劣化が激しい場合です。
まず屋根材がかなり傷んでいるのなら塗装はあまりおすすめしません。
傷んだ状態で無理に塗装すると塗料の性能を最大限発揮する前に剥がれてしまう可能性があります。
次に下地やルーフィングの劣化が進んでいる場合です。
この状態は防水面に不安な要素を残します。
もし、カバー工法で屋根を被せてしまってから雨漏りなど問題が起きてしまうとかなり厄介です。
修理するには、せっかく新しく葺いた屋根を解体しなければなりませんので、コストの負担が重くのしかかります。
ルーフィングの寿命は種類にもよりますが、20年ほどです。
劣化の進行だけでなく、年数の経過も踏まえて葺き替えをおすすめします。
葺き替えの時期についてはこちらの「屋根の葺き替えは20年目以降からお考え下さい!」をご覧ください。
屋根葺き替えがおすすめな人
屋根葺き替え工事は工事費や工期ではデメリットになりますが、より屋根の改善を重視するなら葺き替えがおすすめです。
屋根は建物の主要な構造体です。
長い目で見れば下地から屋根そのものを新しくしていただくほうが安心です。
これからも長く住みつづけていくのでしたら、カバー工法ではなく、葺き替えをご検討ください。
LOHASは建物診断や見積もりを無料で行なっております。
屋根のことでなにかお困りのことがございましたらお力になれるかと思いますので、お話をお聞かせください。
診断後はお客様のご要望に沿ってぴったりな工事プランをご提案させていただきます!
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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