遮熱塗料の効果はどんな感じ?遮熱塗料をご検討する際に気をつけるポイントを解説します!
投稿日:2025年6月30日
そろそろ屋根塗装を考えているけど、遮熱塗料はどうなの?
このようなお悩みはありませんか?
遮熱塗料は太陽光を効率よく反射して表面温度の上昇を抑える効果があります。
この効果により「熱劣化の軽減」「室内環境の改善」「冷房効率向上による電気代の節約」などが期待できます。
これから暑くなる時期に効果を発揮する塗料です。
本記事では遮熱塗料の特徴や遮熱塗料をご検討する際に気をつけるポイントについてお話しさせていただきます。
屋根表面温度上昇の抑制効果のある遮熱塗料
遮熱性をもつ塗料を「遮熱塗料」といいます。
遮熱性とは熱を遮る性能のことで、遮熱塗料では日射反射率で性能表示されています。
そもそも熱はエネルギーの一つでして、分子の働きが活発になることで熱の温度が上昇します。
太陽光の電磁波は約50%が赤外線、約47%が可視光線、残りの約3%が紫外線からなり、これらの中で熱の元となるのが赤外線です。
赤外線には波長が長い遠赤外線と波長が短い近赤外線があり、物体を表面から温める性質が近赤外線でして、遮熱塗料は主にこの近赤外線を反射する効果があります。
近赤外線波長域の反射率は近赤外日射反射率といいます。
※すべての光エネルギー領域の反射率は全日射反射率といいます
遮熱塗料を選ぶ際に熱となる近赤外線の反射率を重視すればいいと思われるかもしれませんが、可視光線など他の領域の日射エネルギーも吸収されれば近赤外線と同様に熱へと変わります。
詳しくは後述しますが、遮熱塗料にもカラーバリエーションがあり、各カラーによって日射反射率が変わります。
近赤外日射反射率だけで比較するのではなく、すべての領域の反射性能を含んだ全日射反射率も一緒に比較して総合的に判断する必要があります。
遮熱塗料の4つの効果
効果① 屋根表面温度の上昇を抑える
太陽からの近赤外線は熱線とも呼ばれ、熱を吸収して屋根表面温度を上昇させます。
遮熱塗料はこの熱の元となる近赤外線を効率よく反射する効果があり、太陽光があたっても熱くなるのを抑えることができます。
効果は塗料や各メーカーによって変わりますが、約15〜20℃の屋根表面温度を低下させることが期待できます。
効果② 熱劣化を軽減
熱は塗膜や材の膨張収縮を誘発させ、劣化を早める原因の一つです。
遮熱塗料はこの熱劣化を軽減する効果が期待でき、耐久性の向上を図れます。
とくに屋根はなにも遮蔽物がなく、太陽光や雨の影響を強く受けます。
遮熱効果を発揮することで、過酷な環境に対して耐性を持ち屋根を長持ちさせます。
屋根の劣化についてはこちらの「屋根が劣化すると現れる症状。劣化を放置するリスクについて」もぜひご参考にしてください。
効果③ 部屋の温度が上がりにくくなる
熱の吸収が抑制されることで、屋内への熱の伝わりも抑えることができます。
熱は移動する性質があるため、その吸収量が多いほど部屋の温度は上がりやすくなります。
屋根表面温度の上昇が抑えられれば屋内へと伝わる熱量も軽減されるため、それに伴い部屋の温度も上がりにくくなります。
効果④ 冷房効率が高まり、電気代の節約に期待
遮熱塗料により室内温度の上昇を抑えることができれば、エアコンなどの空調の設定温度や使用頻度が軽減され、電気代の節約に貢献できます。
環境省によるとエアコンの設定温度を27℃から28℃にすると年間で約700円の節約になります。
空調費は1℃下がると約10%の削減ができると言われており、日射量の多い夏〜秋にかけてとくに効果を発揮します。
遮熱塗料についてはこちらの「スーパーシャネツサーモ」もご参考にしてください。
遮熱塗料をご検討する際の注意点
注意点① すべての建物に効果が出るわけではない
遮熱塗料は建物の形状や立地、環境、断熱性などの仕様によって効果が大きく異なります。
遮熱塗料を採用することで屋根表面温度の上昇は抑えられますが、それが室内にまで影響を及ぼすとはかぎりません。
すべての建物に効果が出るわけではないことにお気をつけください。
注意点② 経年劣化で遮熱性能が低下する
遮熱塗料は年数の経過で劣化してきます。
その劣化と伴い遮熱性能も落ちてきます。
汚れが付きやすい遮熱塗料だとその分だけ遮熱性能も低下してしまうため、遮熱塗料を選ぶ際は「汚れにくさ(低汚染性」も重要です。
また、風雨や太陽光などの屋外環境の要因にでも遮熱性能は低下します。
このことから耐候性に優れていることも重視しましょう。
注意点③ 選ぶ色によって遮熱効果が変わる
遮熱塗料にもカラーバリエーションがあります。
色は屋根の印象に関わることですので、どれを選ぶか悩むところですが、遮熱塗料の場合は遮熱性能にも影響してきますのでご注意ください。
遮熱塗料は各カラーに全日射反射率と近赤外反射率が記載されています(メーカーによって性能表示が異なります)。
濃色も用意されていますが、淡色よりも近赤外線・全日射ともに反射率が低くなっています。
遮熱性能を重視される場合は反射率の高い淡色(明るい色相)をお選びいただくことをおすすめします。
遮熱塗料をご希望の方はかならず建物診断を実施してからご検討ください!
ここまで遮熱塗料についてお話しさせていただきました。
遮熱塗料は屋根表面温度上昇を抑制でき、室内環境の改善を図れます。
ただし、建物の仕様や環境によって効果は様々です。
選んでいただくカラーや塗料の種類によっても性能、効果の持続が違います。
このような理由により遮熱塗料をご採用される際は、かならず建物診断を実施し、遮熱塗料が適しているか正確に見極める必要があります。
当店ではこれまで遮熱塗料のご依頼をたくさんいただいておりますので、もしご興味がありましたらお気軽にご相談ください。
建物診断や見積もりは無料で実施しております。
診断後はお客様のご要望に沿って最適な工事プランをご提案させていただきます。
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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