鉄部が錆びていたらどうすればいい?
投稿日:2025年3月31日
建物には鉄製の部材もたくさんあります。近年では錆びにくいアルミやガルバリウム鋼板が主流となってきましたが、トタンや鋼材は経年劣化で腐食を起こし錆びてきます。錆びる部材はなるべく腐食する前に塗装していただくのが理想です。
しかし、もしすでに部材が錆びてしまった時はどうすればいいか、気になりますよね?もう錆びていたら手遅れなのか、というとけっしてそうではありません。たしかに錆びる前に塗装していただくのが望ましいですが、錆びていてもできることはあります。
本記事では鉄部が錆びてしまった場合の対象方法などについて解説いたします。
外壁塗装での鉄部とは?
外壁塗装では付帯部という項目があります。ここには破風板や雨樋、シャッターなどの建物や敷地内にある部材、構造物などが含まれます。この付帯部の中でも鉄部はトタンや鉄製の部材のことです(木製の部材は木部と呼んでいます)。
木部についてはこちらの「外壁塗装と一緒に行なっておきたい木部塗装。塗装が必要な理由と塗料の種類を解説します」をご覧ください。
鉄部はこちらの種類があります。
・手すり
・雨樋の金具
・笠木
・屋外階段
・屋根板金
・霧よけ
・水切り
・フェンス
・門扉
など
鉄部も付帯部と同様に設けられているものが建物によって異なります。業者によっても見積もりに含むものが違いますので、外壁塗装をされる際は、どこを塗装するかご自身でも細かく確認しておきましょう。
付帯部についてはこちらの「付帯部とは?外壁塗装と一緒におすすめする理由」をご覧ください。
鉄部が錆びている場合の対処方法
鉄部は錆びる前に塗装していただくことが理想です。ですが、環境や時期などで、すでに錆びてしまっている場合もあるかもしれません。
すでに錆びてしまったらどうすればいいのかというと、対処方法はこちらの3つがあります。
① ケレンを行い錆を落とす
② 強度が保たれていない場合は溶接して継ぎ足す
③ 錆が激しい場合は部材を交換して対応
それでは一つずつご説明していきます。
① ケレンを行い錆を落とす
錆が残ったままだと塗装の付着力が落ちてしまいます。塗装を剥がれにくくするために、塗装前にケレンを行なって錆を落とし下地調整をします。
ケレンとはサンドペーパーやスクレーパーなどの研磨材で下地を磨き、不純物を取り除く下地処理の一つです。錆の侵食がそこまで激しくない場合は、ケレンで錆を落とせば塗装しても十分に耐久性を保てます。
ケレンについてはこちらの「塗装前のケレン作業の重要性、その役割とは。」をご覧ください。
② 強度が保たれていない場合は溶接して継ぎ足す
錆の侵食が激しく、すでに朽ちてしまっている場合は、ケレンで対応できません。すでに損傷を受けている部分は元に戻せませんが、溶接して継ぎ足すことはできます。
フェンスや門扉、鉄柱などがよく下部のところで朽ちてしまっていることがありますので、すでに朽ちてしまっている場合は溶接してから塗装すると外観を損なわずに仕上がります。ただし、溶接加工を行える業者に依頼する必要がありますので、工事費が高くなります。
③ 錆が激しい場合は部材を交換して対応
さらに錆が激しい場合は、部材を交換することもご検討ください。霧よけなどの板金を使っている部材は重ね張りや板金巻きといった手法もあります。
部材を調達したり、新設したりする対応となりますので、補修よりも費用はかかってしまいますが、雨漏りのリスクが高いところや安全性が求められ強度を保っていなければならないところは、部材を交換して新しくすることをおすすめします。
錆を防ぐ錆止め塗料
鉄部を塗装する際は、腐食を防ぐために下塗りに錆止め塗料を塗っておくことをおすすめします。錆止め塗料は塗膜で素地を覆うことで錆の原因となる水や空気を遮断し、錆の発生を防いでいます。
プライマーとしての役割もあり、塗装を剥がれにくくします。下塗りの工程で行われますので、錆止めを塗ったか確認できるように業者に依頼して施工写真を撮ってもらいましょう。
鉄が錆びる原因
鉄が錆びる原因は水や空気です。元々鋼材は鉄鉱石からつくられ、酸化している状態が自然です。錆びること自体は自然の原理ですが、材料として使うにはある程度の強度を保っていなければなりません。
そのため、長く維持できるように、鋼材にはメッキの被覆(トタンやガルバリウムなどはメッキ鋼板です)や塗装を施しています。素地を覆うメッキや塗装が劣化すると水や空気に触れやすくなり、錆を発生させますので、素地が露出しないように適切なタイミングで塗装することが大切です。
錆びにくいと言われるガルバリウム鋼板もメッキが剥がれると素地が露出してそこから錆を発生させます。塗装不要と謳われることが多いですが、状態に応じて塗装が必要になるケースがありますのでご注意ください。
ガルバリウム鋼板についてはこちらの「ガルバリウム鋼板は塗装しなくてもいいの?塗装方法とお手入れ方法を解説」をご覧ください。
鉄部は5〜10年を目安に点検と塗装をご計画ください!
ここまで錆びた鉄部の対処方法などをお伝えしてきました。鉄は錆びてしまうと元に戻せません。錆びる前に塗装することが理想ですので、鉄部の状態にはご注意ください。塗装する時期は塗料にもよりますが、5〜10年を目安にご計画ください。
鉄部についてはこちらの「外壁塗装の時は鉄部も塗装した方がいい?塗装しないリスクと塗装時期について」もぜひご一緒にご覧ください。
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